工事もいよいよ終盤。
仕上げ作業のひとつとして「銘板(めいばん)」の設置を行いました。
この銘板には、工事名や工期のほかに、私たち施工会社や現場担当者の氏名も記載されます!
自分の仕事がカタチになって、しかも名前と一緒に残る・・・ジ~ンとくる瞬間です。
ちょっと照れますが、やっぱり嬉しいです! 仕事のモチベーションにもなっています!!
最近は、工事に関わった全作業員の名前が残せる”電子銘板”もあるそうで、機会があれば使ってみたいです👍
そして現場では、最後の大仕事。
約1年間お世話になった近隣の皆さんへ、感謝の気持ちを込めて清掃活動です。
排水溝内に生えていた雑草を取り、水の流れる道もスッキリ。本来の姿に戻りました!
さてさて、来週はいよいよ竣工検査です。
無事にゴールが出来るように、最後まで気を抜かずに駆け抜けます👊
「さぁ、舗装だ!」といきたいところですが、ちょっと待った!✋
その前に、やらなくてはならない大事なことが・・・。
路盤は元気なのか?沈んだりしないのか? 土の状態をチェックです。
これは道路の品質を左右する大事な試験なので、立会いのもとでの試験を行いました。
まずは現場密度試験の様子から。
ここは以前、しっかりと転圧をして締固めをした場所です。
その締固めが設計通りの基準を満たしているか、「砂置換法」という方法で調べます。
最大乾燥密度の90%以上になれば、文句なしの合格です!
続いては、路盤の不陸や沈下がないかを目視で確認する「ブルーフローリング試験」です。
名前はオシャレっぽいですが、やることはいたってシンプル。
ローラー車やトラックなどを実際に走らせて、表面に凹凸や沈み込みがないかを目視で確認します。
異常があれば舗装したのにすぐにボコボコなんて悲劇にも・・・
そんな事を未然に防ぐために試験をしています💪
敷鉄板の撤去の後は、舗装工事のスタートです!
まずは路床整正といって、読んで字のごとく、地面を整えて正す(平らにする)作業です。
この作業は、舗装の耐久性や仕上がりに大きく影響するので、とても重要な作業になります👍
ここがガタガタだと全部がガタガタに・・・なので、整えます。
出来形を測定して、路床整正の完了です。(整いました!)
続いてはクラッシャラン(砕石)を敷き均して転圧していきます。
路盤の強度を出すためには、締固めが十分でないといけません!
ロードローラーで締め固めて・・・下層路盤の施工まで完了しました。(こちらも整いました!)
そう言えばこの「整いました!」の芸人さんは最近テレビで見なくなりましたね~
私も整えたいですが、直ぐには浮かびませんね。。。
まずは現場を整えるのに全集中します‼(また👹⚔️!)
鋼矢板の引抜き作業が終了したので、覆工板のお役目もここまでです。
「ありがとう、そしてお疲れ様」という想いを胸に、解体作業に入りました。
今回はラフテレーンクレーンを使用しての作業になります。
吊り作業中の落下や接触には特に注意をしながら、作業を進めます。
同時に法面整形が完了した場所では、袋詰め根固めの据付作業がスタート。
現場でつくった根固めを並べていきます。(作製の様子は前回の日記を参照してください)
やがて訪れる水の力を、何も言わずに静かに受け止めて護岸を守り続けます。
余計なことは言わず完璧な仕事をする・・デキル男みたいで格好良い。
今回の日記は、そんな良い男風にお届けしました。
「根固め」は、護岸が水流によって削られたり、壊れたりしないように守るための重要なものです。
今回は袋型根固めを採用しています。
大きいパンツのサイズを測っているように見えますが、もちろん違いますよ!
この大きなパンツ・・・いやいや大きなネットに捨て石やコンクリートブロックなどを入れ、現場で根固めを作製してきます!
今回は2t用の型枠を使用したので、中詰め材を型枠の上面まで入れて完成です!
コツコツ作業を続けて、全部で181袋の根固めを作りました。
ずらり並べるとなかなかの迫力と圧巻の存在感ですね!
この根固めが鬼のように護岸をしっかり守ってくれるでしょう!(だからパンツじゃないって・・・👹)
魚返しは取水口の底部に、垂れ下がり壁を設置して魚の進入を防ぐために取り付けます。
魚返しなんていう言葉は専門用語ですよね。なかなか日常生活では使わないので面白いです!!
設置する場所は上にも書いた通り取水口の底になるので、まずは掘削から。
掘削後は設置箇所の躯体面を削孔します。
位置や深さを間違いのないように確認しながら、慎重に慎重に・・・。
削孔をしたところにケミカルアンカーを差し込んで、魚返しをアンカーボルトで固定して設置。
一緒に誘導ロープ用の固定金具もケミカルアンカーの下に差込み完了!
上では鋼矢板を引き抜くための準備を進めているので、鋼矢板があるうちに作業をしないと!
一致団結して作業を進めています。
法覆(のりふく)工は、堤防や川岸の斜面を覆って水流による堤防の浸食を防ぐために行われる作業です。
主に、コンクリートブロックなどで覆うことが多いです!法面を保護する役割ですね。
法面整形をした後に、吸出し防止シートを敷いた上から今回は階段と連節ブロックを設置します。
ここで豆知識!同じブロックでも斜面の勾配によって施工方法が変わったり、
ブロックがマット状になっているものを使用したりと、現場の状況によって種類がいくつかあります。
今回はその中の連節ブロックを使いました。ブロックは並べるだけではなく、鉄線で連結をさせていきます!
材料検収の時の写真(左)(すぐ下の写真)を見て頂くとブロック側面に穴がありますよね。ここに鉄線を通して連結しています。
設置している写真にも鉄線が写っているのが見えるのでしょうか??
那珂樋管(魚類迷入防止対策)整備工事の現場がスタートします。
周辺住民の皆様及び近くを利用される方、できる限りご迷惑とならないよう一生懸命に現場を進めていきます。
何卒、よろしくお願いいたします。
さて、実際にスタートするといってももちろんいきなり工事が始まるわけではありませんよ。
工事を始める前にやらなければいけない事・確認しなければいけない事が山ほどあるわけです。
写真はその一例ですが、着手前の測量や各関係機関に現地の確認をしてもらっている状況です。
工事に着手してから電線切りました~とか高さが、位置が、違いました~というわけにはいきませんからね。
下準備から真剣に何項目も確認事項があるわけなのです!!
さてこれから現場で起こるたくさんの〇〇をここから発信していきます。